白い舞台
ドグと同じ年に、僕はここに来たんだ。
その頃からドグはとーーっても不器用でね!昼休みであっても、他のクルーと喋りたがらないし、常に暗く固い表情をしてて何考えてるか分からないし、必然的にドグはいつも一人でいたんだよ…
僕はB班に配属された。そこでは他班が実験で使う薬品を作ったり、船乗りのA班と管理のC班の救護をしたりするんだけどね…あっ、そうだ、**ドグと顔を合わせたのはあの日だ!**僕はずーっと覚えてるよ。
僕はまだ新人だったから、緑色のトリアージのクルーに処置を行うことになってた。
君は足に、何も切られていない札をぶら下げていたよ。
〈A班は船に乗り込んで、科学者が使うインポスターの生体を捕獲する。インポスターは悪いやつだから、正しい僕らの未来のために消費されるべきだよ。〉
ドグに対して僕は絆創膏一つ貼るだけだった。
〈 君は、暗く固い表情をしてた…〉
〈 先輩達に付けられた黒い札が恐ろしかったのかな。〉
トリアージを足につける理由は知ってる?
〈 知らなくていいよ。〉
〈 正解は実際に見るだけですぐわかるから。〉
次の日だったかな。僕のところにドグが来たのは。どうしてA班の子が僕のところに来るの?って、
あのね、ふふ、笑えるんだけどね。ドグが何のために来たのかってね…